└03 今、結婚という選択 

未婚率の変化が映し出す時代の価値観

 

今回は、少し視野を広げて「結婚そのもの」について考えてみたいと思います。

かつて日本では、「ある程度の年齢になったら結婚して家庭を持つのが当たり前」という価値観が、ごく自然に存在していました。

それは社会の常識であり、家族や地域、職場の中でも“当然の流れ”として受け入れられていた時代です。

親や親戚から「そろそろいい人はいないの?」と聞かれることも多く、結婚にはある種の“社会的義務感”がありました。

 

実際、数字を見てもその背景がよく分かります。

国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、1970年時点の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことのない人の割合)は、男性3.9%、女性4.2%でした。

つまり、当時は20人に1人も独身者がいなかった**ということになります(男性0.78人、女性0.86人)。

今の感覚からすれば驚くほど低い数字です。

街を歩いても、会社で働いても、周囲のほとんどが既婚者――それが当時の日本社会でした。

 

わずか数十年で訪れた劇的な変化

しかし、時代は大きく変わりました。

同じ調査の2020年版を見ると、男性の生涯未婚率は**28.3%**、女性は**17.8%**にまで上昇しています。

男性は実に7倍以上、女性も4倍以上の増加です。

これは単なる統計上の変化ではなく、「社会構造」「価値観」「ライフスタイル」そのものが変わった証拠だといえるでしょう。

結婚が「当たり前」だった時代から、「選択肢の一つ」へ。

多様な生き方が尊重されるようになり、結婚は“しなければならないもの”ではなく、“するかしないかを自分で決めるもの”へと変化しました。

 

この変化の背景には、いくつもの要因があります。

・女性の社会進出と経済的自立

・働き方の多様化(非正規雇用・フリーランスの増加)

・都市化による人間関係の希薄化

・恋愛や結婚以外の価値(趣味・仕事・自己成長)への関心の高まり

・「結婚してもしなくてもいい」という社会的認識の広がり

 

これらの要素が重なり合い、「結婚」という選択の意味そのものを変えていったのです。

 

■ “しない自由したい理由

今の時代、「結婚しない自由」は確かにあります。

むしろ、“結婚をしないという生き方”も一つの価値として尊重されるようになりました。

その一方で、「結婚したいけれど出会いがない」「理想の人と巡り合えない」という声も増えています。

 

皮肉なことに、自由が広がった分だけ、選択の難しさも増しているのです。

かつては「年齢になれば結婚するもの」だったものが、今は“結婚する意味”を一人ひとりが自分で定義しなければならない時代になりました。

だからこそ、あなた自身に問いかけてみてほしいのです。

「私はなぜ結婚したいのか」

「どんな人生を、どんな人と歩みたいのか」

 

それを整理することが、現代の婚活における第一歩です。

結婚は義務ではなく、**自分の意志で選び取る人生設計のひとつ**になっているのです。

 

結婚に何を求めるのか

結婚の目的は人それぞれです。

「安心できるパートナーが欲しい」

「老後の不安を軽くしたい」

「家庭を築きたい」「子どもを育てたい」

「誰かと時間を共有したい」「一緒に成長したい」

 

どれも間違いではありません。

ただ、あなたが何を最も重視するかによって、相性の良い相手は大きく変わります。

 

そして、現代の婚活で最も重要なのは、**価値観の共有**です。

年収や学歴といった条件よりも、「どんな人生観を持っているか」「何に幸せを感じるか」が、結婚生活の満足度を決めます。

 

かつては「社会的な安定のための結婚」だったものが、今は「心の安定のための結婚」へと変わりました。

だからこそ、恋愛の延長ではなく、“将来を共に描ける関係”を見つけることが大切なのです。

 

■ “選ぶ自由がある今だからこそ、難しい

未婚率が上昇した現代では、「結婚しないこと」に対する社会的な圧力はほとんどなくなりました。

親や職場から急かされることも減り、周囲に独身の友人も多い。

その環境は確かに気楽ですが、同時に“結婚を真剣に考えるきっかけ”を持ちにくいという一面もあります。

 

多くの方が、「いつかは結婚したい」と思いながら、仕事や生活に追われて時間だけが過ぎていく。

そして気づけば、結婚を前提とした出会いの機会が急に減ってしまっている。

そんな声を、私は日々の相談の中でよく耳にします。

 

結婚を「自然な流れ」に任せることができたのは、社会全体が“結婚前提”で動いていた時代の話。

今はそうではありません。

だからこそ、意識的に「結婚を選ぶ」という姿勢が求められているのです。

 

結婚相談所という意志ある出会いの場

 

結婚相談所で出会う方々は、皆さん「結婚を真剣に考えている」という共通点を持っています。

これは、恋愛アプリや日常の出会いでは得にくい明確な安心感です。

お互いが“目的”を共有していることで、短期間でも深い信頼関係を築くことができます。

 

また、相談所では仲人が客観的な立場からサポートします。

恋愛感情に流されず、冷静に「本当に自分に合う人」を見極めることができるのも大きな特徴です。

結婚が自由な選択になった今だからこそ、**「意志ある出会い」**を選ぶことが、理想の未来への最短ルートになるのです。

 

あなたの婚活日和が大切にしていること

「あなたの婚活日和」では、婚活を単なる“出会い探し”ではなく、“人生設計のプロジェクト”と捉えています。

代表カウンセラーである私は、企業で長年プロジェクトマネージャーを務めてきました。

計画を立て、課題を整理し、目標を達成する――その経験を活かして、婚活を論理的に見える化するサポートを行っています。

 

婚活には感情と同じくらい、「戦略」も必要です。

「いつまでに」「どんな相手と」「どんな結婚生活を送りたいか」――これを明確にすることで、活動の方向性が定まり、迷いが減ります。

一人で考えると難しい部分も、第三者の視点が入ることでスッキリ整理できる。

それが、あなたの婚活日和の強みです。

 

最後に結婚は義務ではなく、希望の選択

未婚率が上昇し、結婚が“しなくてもいい時代”になった今。

だからこそ、「それでも結婚したい」と思う気持ちは、かけがえのない希望です。

 

結婚は、人生の終着点ではなく、新たな出発点です。

自分の生き方を見つめ直し、誰かと共に歩む未来を選ぶという、前向きな選択なのです。

 

もしあなたが今、「本気で結婚を考えたい」と思っているなら――

その思いこそが、動き出すタイミングのサインです。

 

あなたの婚活日和
神戸市の結婚相談所
代表カウンセラー:はちすか たかゆき
(プロジェクトマネージャー/婚活計画士)

公式サイト:https://linkx-s.com

対面・オンラインどちらでもご相談可能です。

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