ー共働き時代に変わる結婚相手に求める条件【婚活の最新データ】ー

共働き時代の結婚相手に求める条件について相談する男女と結婚相談所カウンセラー

「男性が養う」はもう古い?

共働き時代に変わる結婚相手に求める条件【婚活の最新データ】

 

「結婚するなら、家族を養えるくらい稼がないと」

 

男性の婚活相談をしていると、今でもこうした考えを聞くことがあります。

 

もちろん、結婚生活を考えるうえで収入は大切です。

 

住まい、生活費、子育て、教育費、将来への備え。

 

「結婚したら家族に責任を持ちたい」

 

そう考えること自体は、とても自然なことだと思います。

 

ただ、ここで一度考えてみたいことがあります。

 

今の結婚生活は、本当に「男性一人が家族を養う」という形が当たり前なのでしょうか。

 

実は、結婚を取り巻く環境だけでなく、男女が「結婚相手に求めるもの」も少しずつ変わってきています。

 

共働きは、すでに珍しい結婚生活ではない

 

現在の日本では、共働きの夫婦はごく普通の存在になっています。

 

労働政策研究・研修機構が整理した2025年の労働力調査では、定義によって数字は異なりますが、専業主婦世帯より共働き世帯が大きく上回る状況が続いています。

 

つまり、

 

「夫が働き、妻が家庭を守る」

 

という一つのモデルだけで結婚を考える時代ではなくなっています。

 

夫婦それぞれが仕事を持ち、

収入も二人で考える。

家事も二人で考える。

子育ても二人で考える。

 

そんな結婚生活が、より現実的な選択肢になっています。

 

そして、この変化は「結婚相手に求める条件」にも表れています。

 

男性も、女性の「経済力」を見るようになっている

 

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査を見ると、興味深い変化があります。

 

結婚意思のある未婚男性で、女性の「収入などの経済力」を「重視する」または「考慮する」とした割合は48.2%。

 

1992年の調査では26.7%でした。

 

30年間で大きく上昇しています。

 

もちろん、

 

「男性も女性に高収入を求めるようになった」

 

と単純に考えるべきではないでしょう。

 

むしろ私は、

 

結婚後の生活を二人でつくっていくという考え方が広がっていることの表れ

 

として見ることができると思います。

 

男性だけが経済的責任を負い、女性だけが家庭を担う。

 

そんな役割分担から、結婚の形そのものが少しずつ変わってきているのではないでしょうか。

 

一方、女性が男性に求めるものにも変化がある

 

さらに興味深い数字があります。

 

女性が結婚相手の

 

「家事・育児に対する能力や姿勢」

 

を「重視する」と答えた割合は70.2%。

 

1997年調査では43.6%でした。

 

かなり大きな変化です。

 

また、「自分の仕事に対する理解と協力」についても、女性の55.9%が「重視する」、37.5%が「考慮する」と回答しています。

 

つまり女性側も、

 

「どれだけ稼いでくれる男性なのか」

 

だけではなく、

 

「一緒に生活をつくっていける男性なのか」

 

を見るようになっている、と考えることができます。

 

それでも「経済力」は大切です

 

ここは誤解してほしくないところです。

 

「もう男性の収入なんて関係ありません」

 

という話ではありません。

 

同じ調査を見ると、女性の36.3%が男性の経済力を「重視する」、55.3%が「考慮する」と回答しています。

 

合わせると9割を超えます。

 

ですから、

 

経済力は今でも重要な結婚条件の一つです。

 

ただし、

 

「経済力だけで結婚相手が決まるわけではない」

 

ということです。

 

ここを混同してしまうと、婚活そのものを必要以上に難しくしてしまいます。

 

実は一番重視されているのは「人柄」

 

さらにデータを見ていくと、とても興味深いことが分かります。

 

結婚相手の「人柄」を重視すると答えた割合は、

 

女性 88.2

男性 77.0

 

でした。

 

「考慮する」まで含めれば、男女とも95%を超えます。

 

ここは、婚活を考えるうえでとても大切だと思います。

 

婚活を始めると、

 

年収。

年齢。

職業。

学歴。

身長。

容姿。

 

どうしても「条件」が目に入りやすくなります。

 

プロフィールを検索する仕組みであれば、なおさらです。

 

でも、結婚生活を想像したときに本当に重要になるのは、それだけではありません。

 

「この人とは自然に話せる」

「困ったときに相談できそう」

「価値観が違っても話し合えそう」

「一緒にいると安心できる」

 

そんな部分も、結婚相手を考える大切な要素です。

 

「養える男性」から「一緒に生活をつくれる男性」へ

 

私は男性から婚活相談を受けることも多いのですが、

 

「もっと年収を上げないと」

「もっと貯金しないと」

「家族を養える状態になってから」

 

と考えて、婚活を始めることをためらっている方がいます。

 

責任感が強い方ほど、そう考える傾向があるように感じます。

 

でも、今の結婚を考えるなら、

 

「家族を一人で養えるか」

 

だけで自分の結婚可能性を判断する必要はないと思います。

 

それよりも、

 

仕事についてどう考えているか。

 

家事をどう分担するか。

 

子どもについてどう考えているか。

 

お金について話し合えるか。

 

相手の仕事を応援できるか。

 

困ったときに二人で考えられるか。

 

こうしたことも、これからの結婚では大切になってきます。

 

言い換えれば、

 

「家族を養える人」だけではなく、

「一緒に家庭をつくれる人」であること。

 

こちらも婚活における大きな魅力になるのではないでしょうか。

 

女性側にも同じことが言えます

 

これは男性だけの話ではありません。

 

女性も、

 

「男性はこれくらい稼いでいてほしい」

 

「結婚したらこうしてほしい」

 

という条件だけで相手を見ていると、本当に自分に合う人を見落としてしまうことがあります。

 

たとえば、

 

年収700万円の男性と、

 

年収500万円の男性。

 

数字だけなら700万円の男性に魅力を感じるかもしれません。

 

でも結婚生活まで考えると、

 

仕事への理解。

家事・育児への考え方。

お金の使い方。

休日の過ごし方。

会話のしやすさ。

将来について話し合えるか。

 

こうしたものまで含めて考える必要があります。

 

結婚するのは「条件」ではなく、一人の人だからです。

 

「条件」ではなく「結婚生活」から考えてみる

 

だから私は、婚活を始める方に、

 

「どんな人と結婚したいですか?」

 

だけではなく、

 

「どんな結婚生活を送りたいですか?」

 

と考えてもらうことを大切にしています。

 

この二つは似ていますが、実はかなり違います。

 

たとえば、

 

「年収600万円以上の男性」

 

というのは相手の条件です。

 

一方、

 

「お互い仕事を続けながら、休日には一緒に食事を楽しめる家庭」

 

というのは、自分が望む結婚生活です。

 

後者が分かってくると、

 

「では、その生活を一緒につくれる人はどんな人だろう?」

 

と考えられるようになります。

 

すると、婚活で見るべきものも変わってきます。

 

婚活は「相手探し」の前に整理する

 

婚活というと、

 

「いい人を探すこと」

 

から始める方が多いと思います。

 

でも私は、その前に一度、

 

自分の結婚観を整理すること

 

が大切だと思っています。

 

「男性だから養わなければならない」

 

「女性だから家事をしなければならない」

 

「男性は年収○万円以上」

 

そんな「当たり前」をいったん横に置いてみる。

 

そして、

 

自分はどんな生活をしたいのか。

 

パートナーと何を一緒にしたいのか。

 

何を大切にして暮らしたいのか。

 

そこから考えてみる。

 

そうすると、自分が本当に結婚相手に求めているものが、少しずつ見えてきます。

 

最後に

 

「男性が家族を養う」

 

という考え方が、間違っているわけではありません。

 

そういう家庭を望む二人なら、それも一つの幸せな形です。

 

大切なのは、

 

世間の「普通」に自分たちを合わせることではなく、二人に合った結婚生活をつくること。

だと思います。

 

共働きでもいい。

どちらかが家庭を中心にしてもいい。

収入に差があってもいい。

 

大切なのは、

 

二人が納得して、その生活を選べること。

 

婚活でも同じです。

 

条件表を眺めながら、

 

「もっといい人はいないかな」

 

と探し続ける前に、

 

一度、

 

「私は、どんな結婚生活を送りたいんだろう?」

 

と考えてみてください。

 

その答えが見えてくると、相手を見る基準も変わってくるかもしれません。

 

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「なぜ結婚したいのか」

「どんな家庭をつくりたいのか」

「自分にとって大切なものは何なのか」

 

そんなところから一緒に整理しています。

 

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